| あくまで、20年前にスタイラスペンのみを入力装置とした機器を作ったという 私の経験からなのですが…
液晶面と(その表面上に設置されたペン位置を検出する)タップとの 位置合わせにおいては、工場出荷時の決め位置が初期状態です。 この状態から位置合わせを行って位置の補正情報をRAM (PERSONAの場合、充電式電池が無くなると初期状態に戻るので、 充電池でバックアップされるSRAMと思われます。私達はEEPROMを使いましたが…) に書き込むわけですが、今の状態からあまりかけ離れた位置情報はキャンセル するように作られていると思います。 つまり、「○○%以内ならその情報を信じましょう」とプログラムされている のだと思われます。 したがって、スタイラスの位置補正で中心と他の4箇所をぎりぎり認識する所から 補正情報を記憶させ、徐々に正しい位置に持っていくことが望まれます。 私が使用している HPW-200JC では、右上が基点(x=0, y=0)で左下が座標的には 一番遠いところとなっているようです。 ですから充電池が空になると左下が認識されにくくなっていて、 補正時、左下に「+」が表示されたときに、認識されうるできるだけギリギリの 右上を押して認識させ、ESCを押してRAMに書き込み、 徐々に正規の位置に近付けて認識させることを繰り返して対処しています。
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